映画監督:勅使河原宏・対談 大河内昭爾『花のいのち』蒼洋社 1997年刊 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

『花のいのち』は

 

映画監督、そして草月流家元の勅使河原宏、

 

碩学の文劇評論家 大河内昭爾との対談。

 

 

勅使川原宏監督の「砂の女」、「利休」は

 

いまも眼前にあるじつに印象的な作品。

 

なにより研ぎ澄まされた美しい映像、

 

底力ある脚本や美術、個性的な出演者たち。

 

そして音楽は武満徹。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勅使川原宏個展での圧倒的な<竹>。

 

初めてみたときの衝撃はわすれられない。

 

しなやかで強靭、

 

ボリュームがあっても軽やか。

 

竹と出会った・・・

 

 

そうした竹作品の写真もうれしい。

 

その一葉、1989年「金沢読売会館ホール」での個展、

 

空間を覆いつくすような竹作品と

 

勅使河原宏の書で、壁一面に朔太郎の「竹」が!

 

これは見てみたい。

 

 

「勅使川原宏展」、企画展示を熱望してやみません。

 

 

 

勅使河原 宏 (てしがはら ひろし 1927年 -2001年)

 

映画、いけばな、陶芸、書、舞台美術、オペラなど諸分野で活躍。

 

草月流三代目家元。

 

ATG初の日本映画の監督。

 

阿部公房原作の作品ではドキュメンタリータッチ、そして

 

シュールレアリスム溢れる映像美、世界的に評価された。