https://www.youtube.com/watch?v=pKx1U9Ui5qQ&t=2882s
(48分20秒より「魂舞ひ」)
「実に見事な、聴き応えのある初演だった。」と
作曲者を感嘆させた、
この「魂舞ひ」バリトンとピアノのために。
バリトン松平敬
ピアノ中川俊郎
このお二人の演奏に
「力量・感性・知性が万全に作品を捉え、
かつ自分自身の表出として噴出」とも。
3部からなる「魂舞ひ」
一部はかつて衝撃をうけた明恵上人の和歌
「あかあかや あかあかあかや あかあかや
あかあかあかや あかあかや月」から始まり、
そして空海の「生れ生まれ生まれて生の始めに暗く、
死に死に死に死の終りに冥し」
第二部は万葉集 防人の歌。
第三部は琉球古謡「おもしろそうし」へ。
まさに<魂>が舞っている!
その曲、その歌唱、そのピアノ、
<たましい>にそっと、あるいは鋭利に、触れてくる。
戦慄を禁じ得ませんでした。