銀杏散る・いちょうちる 身熱もてはらはらほろほろ散る銀杏 掌 ◆銀杏散る・銀杏落葉 街路樹は銀杏がもっとも多く、 神社や寺の境内には巨木が多い。 秋、黄金色に黄葉した姿も美しいが、 その落葉も美しい。 秋すでに散り始めるが、 冬の降霜期に入るとその数を増し、 やがてすっかり葉をふるい落とし、 街路や境内は黄金色のじゅうたんでも 敷きつめたようになる。 森澄雄 「日本大歳時記」 (画像はフリー画像からお借りしました)