司修の描く<朔太郎の詩の世界> 「帰郷」の一行ごとにひとつの画!? @群馬県立近代美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

(つてのチラシ)

 

 

 

 

「詩とイメージ 司修作品を中心に」

 

群馬県立近代美術館 展示室4で開催されています。

 

 

<萩原朔太郎大全2022>

 

 

前橋市出身の司修(つかさ・おさむ 1936~)が

 

朔太郎の詩からイメージした油彩の原画がずらりと26点。

 

司修は幻想的な絵画を描き、

 

絵本の絵や文、挿絵、装丁家、

 

そして小説家と多彩な作家です。

 

 

コラージュ、デカルコマニー、

 

エッチング、リトグラフによる版画、など技法もさまざま。

 

 

すごいのは「郷土望景詩」にある

 

朔太郎の絶唱と言っていい「帰郷」を

 

詩の一行にひとつの絵画にしていること!

 

その何処あるか、定かでない「帰郷」の地。

 

心象風景が語られている作品。

 

朔太郎の、

 

司修の世界が屹立して。

 

これら作品は紙に油彩。

 

 

これらの作品をおさめた書籍が

 

詩画集『エレナ』小沢書店刊 1993年。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほかに朔太郎の『氷島』(1934年)の詩「漂泊者の歌」から

 

インスパイアーされた

 

詩のアンソロジー版画集『漂泊者の歌』(1925年)より10点。

 

これらは紙にリトグラフ。

 

 

版画家恩地孝四郎による朔太郎の肖像画も展示されて。

 

 

12月21日(日)まで

 

 

 作品目録

20221101-コレクション展示作品目録(展示室4).pdf (pref.gunma.jp)