死を想(おも)え、生を想(おも)え。 写真家・藤原新也の旅 - 日曜美術館 - NHK
犬が人の遺体を喰う写真、
その言葉「ニンゲンは犬に喰われるほど自由だ」
その衝撃は今もなお、突き刺さってくる。
写真家・藤原新也。
インド・ガンジス川で撮影した作品で、
写真集『メメントモリ』の一葉。
1983年のこと。
(NHKの番組PHからお借りしました)
世界各地を旅し、
「生」そして「死」をみつめ、
写真と自分自身の言葉で表現する藤原新也。
半世紀後のいま「死を想い、生を想う」を
生地の門司、
実家の繁盛した旅館の倒産で、移り住んだ鉄輪などなどを
撮影する藤原新也をドキュメンタリーのように追った
作品になっていた日曜美術館。
故郷北九州、
世田谷美術館で開催されるで初の回顧展、
題して「祈り」。
祈り・藤原新也 | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
11月26日~1月29日
◆藤原新也
写真、文筆、絵画、書と
あらゆるメディアを縦横無尽に横断し表現する作家。
1944年福岡県門司市(現 北九州市)門司港生まれ。
東京藝術大学絵画科油画専攻に入学後、
アジア各地を旅し1972年に処女作『インド放浪』を発表。
1976年日本写真協会新人賞、
1977年第回木村伊兵衛写真賞、
1981年第23回毎日芸術賞を受賞。
著書に『全東洋街道』、『東京漂流』、『メメント・モリ』、『アメリカ』、
『渋谷』、『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』、『日々の一滴』など。
写真集に『少年の港』、『千年少女』、『花音女(はなおとめ)』、
『神の島 沖ノ島』(共著)などがある。