オペラ「金鶏 」(きんけい、 ロシア語: Золотой петушок 、
フランス語: Le Coq d'or )
ニコライ・リムスキー=コルサコフ 作曲
プロローグとエピローグを伴う3幕からなり、
リムスキー=コルサコフ(1844-1908)が作曲した
最後のオペラ(15作目)。
民話をもとにしたプーシキンの原作。
帝政ロシアの末期、日露戦争に破れ、
このオペラが体制批判とみなされ
作曲者は不遇であった、と言われる。
このコスキーの演出では、
「宮廷を舞台とした風刺劇から、
荒野にたたずむひとりの老王、
その心象風景をユーモラス、
知的に再構築した」とある。
あらすじ
横暴なドドン王が星占い師から得た金鶏の鳴き声に従い、
多くは「何もしないで寝れおれ」。
隣国との危機に意見が違う二人の王子、そして二人を処分、
異国の女王の物語に、老王は心惹かれるが
星占い師が女王を欲し、首を刎ねられる・・・」
老王はこの画像のようにほぼ汚れた下着に王冠。
ウリヤーノフのドドン王、バスの声、その演技が素晴らしい。
金鶏は演技者と歌唱のふたり一役。
女王目の覚めるような豪奢な衣装。
女王の歌唱、ミナシャンも華麗に聴かせる。
◆ダイジェスト&舞台画像
【映像】ルスティオーニ&リヨン・オペラ/R=コルサコフ:『金鶏』|Classical (hmv.co.jp)
● リムスキー=コルサコフ:歌劇『金鶏』全曲
ドドン王…ドミトリー・ウリヤノフ(バス)
シェマハの女王…ニーナ・ミナシャン(ソプラノ)
星占い師…アンドレイ・ポポフ(テノール)
アメルファ…マルガリータ・ネクラソワ(メゾ・ソプラノ)
ポルカン大臣…ミーシャ・シェロミャンスキ(バス)
アフロン王子…アンドレイ・ジリコフスキー(バリトン)
グヴィドン王子…ヴァシリー・エフィモフ(テノール)
金鶏の声…マリア・ナザロワ(ソプラノ)
金鶏…ヴィルフリート・ゴノン(俳優)
リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮:ロベルト・バリストレーリ)
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:バリー・コスキー
舞台美術:ルーフス・ディドヴィシュス
衣装:ヴィクトリア・ベーア
照明:フランク・エヴァン
振付:オットー・ピヒラー
ドラマトゥルギー:オラフ・A. シュミット
収録:2021年5月18・20日 リヨン国立歌劇場(フランス)