オペラ「金鶏」コスキーの演出が冴える♪ リヨン国立オペラ2021年  @プレミアム・シアター | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「金鶏 」(きんけい、 ロシア語: Золотой петушок 、

 フランス語: Le Coq d'or )

 

 ニコライ・リムスキー=コルサコフ 作曲

 

 プロローグとエピローグを伴う3幕からなり、

 

リムスキー=コルサコフ(1844-1908)が作曲した

 

最後のオペラ(15作目)。

 

 

民話をもとにしたプーシキンの原作。

 

帝政ロシアの末期、日露戦争に破れ、

 

このオペラが体制批判とみなされ

 

作曲者は不遇であった、と言われる。

 

 

 

このコスキーの演出では、

 

「宮廷を舞台とした風刺劇から、

 

荒野にたたずむひとりの老王、

 

その心象風景をユーモラス、

 

知的に再構築した」とある。

 

 

 

あらすじ

 

横暴なドドン王が星占い師から得た金鶏の鳴き声に従い、

 

多くは「何もしないで寝れおれ」。

 

隣国との危機に意見が違う二人の王子、そして二人を処分、

 

 異国の女王の物語に、老王は心惹かれるが

 

星占い師が女王を欲し、首を刎ねられる・・・」

 


 

老王はこの画像のようにほぼ汚れた下着に王冠。

 

ウリヤーノフのドドン王、バスの声、その演技が素晴らしい。

 

金鶏は演技者と歌唱のふたり一役。

 

女王目の覚めるような豪奢な衣装。


女王の歌唱、ミナシャンも華麗に聴かせる。

 

 

 

◆ダイジェスト&舞台画像

【映像】ルスティオーニ&リヨン・オペラ/R=コルサコフ:『金鶏』|Classical (hmv.co.jp)

 

 

 

 

● リムスキー=コルサコフ:歌劇『金鶏』全曲

 ドドン王…ドミトリー・ウリヤノフ(バス)


 シェマハの女王…ニーナ・ミナシャン(ソプラノ)


 星占い師…アンドレイ・ポポフ(テノール)


 アメルファ…マルガリータ・ネクラソワ(メゾ・ソプラノ)
 ポルカン大臣…ミーシャ・シェロミャンスキ(バス)
 アフロン王子…アンドレイ・ジリコフスキー(バリトン)
 グヴィドン王子…ヴァシリー・エフィモフ(テノール)
 金鶏の声…マリア・ナザロワ(ソプラノ)
 金鶏…ヴィルフリート・ゴノン(俳優)


 リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮:ロベルト・バリストレーリ)
 

 指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ

 演出:バリー・コスキー


 舞台美術:ルーフス・ディドヴィシュス

 衣装:ヴィクトリア・ベーア
 照明:フランク・エヴァン
 振付:オットー・ピヒラー
 ドラマトゥルギー:オラフ・A. シュミット

 

 収録:2021年5月18・20日    リヨン国立歌劇場(フランス)