あのブレヒト(台本)&ヴァイル(作曲) オペラ「マハゴニー市の興亡」 NHK-BSで再放送(再掲 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

あのブレヒト(台本)&ヴァイル(作曲)の

 

オペラ「マハゴニー市の興亡」。

 

 

2019年プロバンスでの公演の再放送がありました。

 

じつによくできたプロダクションで、

 

一気に観てしまいました♪

 

 

こちらのブログをどうぞ。

 

 

クルト・ヴァイル(作曲)&ブレヒト(台本) 

オペラ「マハゴニー市の興亡」を録画で観ました。

ヴァイルとブレヒトといえば「三文オペラ」ですが、

1930年に初演されたこの「マハゴニー市の興亡」

なかなか観る機会がないので、うれしい放映。

エクサンプロヴァンス音楽祭での2019年7月公演。



ナチスが台頭した頃の世相を

 

痛烈に批判した風刺劇で、

全三幕二十景。

 

酒、女、賭博、いかにもの設定。

歌手たちの台詞も多く、

 

演技も歌も要求される舞台。


悪役のベクビクはカリタ・マッティラ、

アクの強さ、たくましさ、存在感がありました。



娼婦ジェニーはアンネッテ・ダッシュ。

「アラバマの月 アラバマソング」は

このオペラの中でよく知られた曲。

支配人ファッティ:アラン・オーク


三位一体のモーゼ:ウィラード・ホワイト


ジム・マホニー:ニコライ・シュコフ



この三人もじつに手堅く、

 

最初は性格俳優かと思うくらい。

むろん歌っているのですが、

 

芝居を観ているような・・・、役者でした。



合唱もよく動いて、演じて、歌って、

 

群衆劇といった感。


舞台美術は大型スクリーンに。

歌手のアップがリアル。

 

舞台上にいるカメラマンの撮影という設定でしょうか。



大波や台風などが投影されて。

 






◆あらすじはこちら。
 https://www.chopin.co.jp/media/opera217/a2147


◆歌劇「マハゴニー市の興亡」(全3幕)


台本:ベルトルト・ブレヒト


作曲:クルト・ワイル

<出 演>

レオカディア・ベクビク:カリタ・マッティラ


ジェニー・ヒル:アンネッテ・ダッシュ

 


支配人ファッティ:アラン・オーク
三位一体のモーゼ:ウィラード・ホワイト
ジム・マホニー:ニコライ・シュコフ ほか


<指 揮>エサ・ペッカ・サロネン


<演 出>イヴォ・ヴァン・ホーヴェ



<合唱指揮>リチャード・ウィルバーフォース


<合 唱>アンサンブル・ピグマリオン


<管弦楽>フィルハーモニア管弦楽団

<美術・照明>ヤン・ヴァースウェイヴェルド
<衣 装>アン・デュハウス
<映 像>タル・ヤーデン

収録:2019年7月4・11日 プロバンス大劇場(フランス)