あのブレヒト(台本)&ヴァイル(作曲)の
オペラ「マハゴニー市の興亡」。
2019年プロバンスでの公演の再放送がありました。
じつによくできたプロダクションで、
一気に観てしまいました♪
こちらのブログをどうぞ。
クルト・ヴァイル(作曲)&ブレヒト(台本)
オペラ「マハゴニー市の興亡」を録画で観ました。
ヴァイルとブレヒトといえば「三文オペラ」ですが、
1930年に初演されたこの「マハゴニー市の興亡」
なかなか観る機会がないので、うれしい放映。
エクサンプロヴァンス音楽祭での2019年7月公演。
ナチスが台頭した頃の世相を
痛烈に批判した風刺劇で、
全三幕二十景。
酒、女、賭博、いかにもの設定。
歌手たちの台詞も多く、
演技も歌も要求される舞台。
悪役のベクビクはカリタ・マッティラ、
アクの強さ、たくましさ、存在感がありました。
娼婦ジェニーはアンネッテ・ダッシュ。
「アラバマの月 アラバマソング」は
このオペラの中でよく知られた曲。
支配人ファッティ:アラン・オーク
三位一体のモーゼ:ウィラード・ホワイト
ジム・マホニー:ニコライ・シュコフ
この三人もじつに手堅く、
最初は性格俳優かと思うくらい。
むろん歌っているのですが、
芝居を観ているような・・・、役者でした。
合唱もよく動いて、演じて、歌って、
群衆劇といった感。
舞台美術は大型スクリーンに。
歌手のアップがリアル。
舞台上にいるカメラマンの撮影という設定でしょうか。
大波や台風などが投影されて。
◆あらすじはこちら。
https:/
◆歌劇「マハゴニー市の興亡」(全3幕)
台本:ベルトルト・ブレヒト
作曲:クルト・ワイル
<出 演>
レオカディア・ベクビク:カリタ・マッティラ
ジェニー・ヒル:アンネッテ・ダッシュ
支配人ファッティ:アラン・オーク
三位一体のモーゼ:ウィラード・ホワイト
ジム・マホニー:ニコライ・シュコフ ほか
<指 揮>エサ・ペッカ・サロネン
<演 出>イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
<合唱指揮>リチャード・ウィルバーフォース
<合 唱>アンサンブル・ピグマリオン
<管弦楽>フィルハーモニア管弦楽団
<美術・照明>ヤン・ヴァースウェイヴェルド
<衣 装>アン・デュハウス
<映 像>タル・ヤーデン
収録:2019年7月4・11日 プロバンス大劇場(フランス)