昨日の兜太 金子兜太主宰「海程」句会に参加しました。2016年1月のこと | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金子兜太主宰「海程」の東京句会、

 

2016年のことです。

 

こちらのブログをどうぞ。

 

 

◆「海程」の東京例会に参加。


ここ数年は大宮のソニックシティが会場となっている。


事前に句稿を提出、


当日全句の用紙を受け取り、四句選句をする。




兜太先生、今回は時間に見える。


自ずと拍手。


今年元旦に朝日賞を受賞したことで、


読売新聞の取材が入る。


すでにインタヴューをし、


結社の句会を取材したとかで、


記者のかたも選句をする。

わたしが惹かれたのはこの句。

  
  朝日出づ枯蓮に若き白鷺


11点と2番目の高得点。


海程の重鎮からは


「親しみはある」


「ひとつのパターン」


「朝日、枯蓮、白鷺と材料が多い」


司会からも「おめでたい句ですが、どうですか?」と聞かれて、

「確かにおめでたい句です(笑)。


なによりもくっきりと映像がうかぶ。


枯れた蓮、そして白鷺。それも<若い>。


その大気感まで伝わってくる。


一幅の日本画、墨絵のよう。


その輪郭線は力強い」と。



あとで、兜太の句とわかる。


朝日新聞に色紙を墨書したその句、とのこと。



1時から5時まで。