金子兜太主宰「海程」の東京句会、
2016年のことです。
こちらのブログをどうぞ。
◆「海程」の東京例会に参加。
ここ数年は大宮のソニックシティが会場となっている。
事前に句稿を提出、
当日全句の用紙を受け取り、四句選句をする。
兜太先生、今回は時間に見える。
自ずと拍手。
今年元旦に朝日賞を受賞したことで、
読売新聞の取材が入る。
すでにインタヴューをし、
結社の句会を取材したとかで、
記者のかたも選句をする。
わたしが惹かれたのはこの句。
朝日出づ枯蓮に若き白鷺
11点と2番目の高得点。
海程の重鎮からは
「親しみはある」
「ひとつのパターン」
「朝日、枯蓮、白鷺と材料が多い」
司会からも「おめでたい句ですが、どうですか?」と聞かれて、
「確かにおめでたい句です(笑)。
なによりもくっきりと映像がうかぶ。
枯れた蓮、そして白鷺。それも<若い>。
その大気感まで伝わってくる。
一幅の日本画、墨絵のよう。
その輪郭線は力強い」と。
あとで、兜太の句とわかる。
朝日新聞に色紙を墨書したその句、とのこと。
1時から5時まで。