<二物衝撃(にぶつしょうげき)>の俳句歌曲「冬三日月」! 野澤美香:曲 山本掌:句 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「冬三日月」俳句歌曲は

 

現代音楽作曲家の野澤美香さんによる

 

書き下ろし作品。

 

山本掌の句、

 

 

冬三日月月の匂いの月を研ぐ

 

 

冬三日月かの人形の盲いたる

 

 

 

「冬三日月」をキーワードとして、

 

まったく異なる世界をひとつの曲にする、

 

という荒業。

 

 

俳句には<二物衝撃>という、

 

「ふたつのものを取り合わせて、

 

その二つが互いに触発し合って、


    ふたつが出あった以上の鮮烈な世界をつくる」

 

があります。

 

それを作曲で創った画期的な作品、

 

しかも美しい。

 

冬の月のひかりが、

 

しんしんとそくそくと迫ってきます。

 

 

 

俳句の曲は一句が一曲になっているがもっぱら。

 

この曲をまた歌ってみたい♪