「冬三日月」俳句歌曲は
現代音楽作曲家の野澤美香さんによる
書き下ろし作品。
山本掌の句、
冬三日月月の匂いの月を研ぐ
冬三日月かの人形の盲いたる
「冬三日月」をキーワードとして、
まったく異なる世界をひとつの曲にする、
という荒業。
俳句には<二物衝撃>という、
「ふたつのものを取り合わせて、
その二つが互いに触発し合って、
ふたつが出あった以上の鮮烈な世界をつくる」
があります。
それを作曲で創った画期的な作品、
しかも美しい。
冬の月のひかりが、
しんしんとそくそくと迫ってきます。
俳句の曲は一句が一曲になっているがもっぱら。
この曲をまた歌ってみたい♪