浜田理恵先生は
トゥールーズ在住のソプラノ。
おりおり帰国されコンサート活動や
このようなフランス歌曲の研究会をなさって。
このブログは2019年1月。
会場は二期会の第1スタジオでした。
フランス歌曲研究会、聴講してきました。
講師はトゥールーズ在住の浜田理恵先生。
「言葉のニュアンスと声を両立させるには?
~ドビュッシー、グノー、デュパルク」の表題の講座。
3時間で6人の受講生をレッスン。
その的確な指示で<声>がみるみる良くなってゆく。
声のこと、ラフなスケッチで口腔のこと、
舌の位置、歯との関係、筋肉の使いよう、
母音、子音、そのなかの発音便のさばき方、
イタリア、フランスなどのラテン系の言葉と
日本語との差異。
それによる呼気と吸気、
などなどさまざまなことがクリアーになって。
じつに充実した時間。
◆浜田理恵(ソプラノ)プロフィール
東京芸術大学及び同大学院終了。
歌を児島百代、中村浩子、イザベル・ガルシザンズの各氏に、
フランス歌曲をアンリエット・ピュイグ=ロジェ、
イレーヌ・アイトフの各氏に師事。
フランス留学後パリ市立シャトレー劇場でオペラ・デビュー、
パリ国立バスティーユ歌劇場に
チョン・ミュンフンの指揮オネゲル「火刑台上のジャンヌダルク」でデビュー後、
「カルメン」ミカエラ役を始めとして活躍、
リヨン国立歌劇場では「ラ・ボエーム」ミミを歌う。
またトゥールーズ、アヴィニョン、トゥ一ル、サンテティエンヌ、
等フランス各地の歌劇場で「蝶々夫人」タイトルロール、
「トゥラーランドット」リュー、「ファウスト」マルグリット、
「ドン・ジョバンニ」ドンナエルヴィラ、「ティトの慈悲」ヴィテッリアを歌う。
またコンサートではブーレーズの指揮で
ザルツブルク音楽祭においてダルバヴィ作品を独唱、
プラハの春音楽祭ではフルニリエ指揮でマスネを歌う。
日本においてはフルネ指揮東京都交響楽団「愛と海のうた」「シェラザード」
デュトワ指揮NHK交響楽団「火刑台上のジャンヌダルク」を始め
バッティストーニ指揮東京フィルハーモニー「トゥーランドット」や
新国立歌劇場「トゥーランドット」「カルメン」「ホフマン物語」
若杉宏指揮びわ湖ホール「ドンカルロ」「ジョヴァンナダルコ」
沼尻竜典指揮「ラ・ボエーム」兵庫県立芸術文化センター
佐渡裕指揮「蝶々夫人」等に出演。
パリ国際声楽コンクールのオペラ部門第一位入賞、出光音楽賞受賞。
画像:浜田理恵CD「優美なる時」