萩原恭次郎の詩碑、
利根川の河畔にあって
(恭次郎の生家の近く)、
この小路の桜並木はみごとです。
いまは桜黄葉が散り敷いて。
汝は 山河と 共に生くべし
汝の名は 山岳に 刻むべし
流水に 画くべし
印象的な詩碑のデザインは
恭次郎 詩集『死刑宣告』から。
碑文は昭和13年の作。
書は友人高橋元吉(詩人)によるもの。
昭和34年4月に建立され、
この年は恭次郎没後20年。
◆萩原 恭次郎 (はぎわら きょうじろう)
1899年 ( 明治 32年) 5月23日 - 1938年 ( 昭和 13年) 11月22日 )
大正・昭和時代の 詩人 。
群馬県勢多郡南橘村(現前橋市)生まれ。
大正末期の芸術革命の先頭に立ち、
はじめは ダダイスト として活動したが、
のち アナーキズム 運動に傾倒。
若くしてこの世を去った。
詩集『 死刑宣告 』、
詩篇「もうろくずきん」「亜細亜に巨人あり」