群馬県立近代美術館・歴史博物館のある<群馬の森>はダイナマイト発祥の地!? | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

左:群馬県立近代美術館&右:群馬県立歴史博物館

 

 

 

 

広大な地に巨木、

樹木をいかした自然豊かな公園で、

冬の青空のもと、ジョギングやウオーキング、犬の散歩など、

平日でもひとが集まる。



ここ<群馬の森>は、

 

明治百年記念事業で造成された公園。

1974年に開園。



群馬県立近代美術館や

その隣に群馬県立歴史博物館も

 

この公園なかにあって、

園のなかに一歩はいるとまさに<森>。


その公園の一画に

 

ダイナマイト発祥の碑が置かれています。





 

 

 

 

 

というのも戦前には

 

陸軍の火薬製造所があった地。

黒色火薬、ダイナマイトなどここで製造されていた、とか。


烏川と井野川に沿って舟運の便が良く、

水車の動力も得やすいからとの由。




ウキペディアではこのように。

<「東京砲兵工廠岩鼻火薬製造所」と称した黒色火薬の製造所が

1882年11月より設置されていた。その後、

1923年4月に「陸軍造兵廠火工廠岩鼻火薬製造所」へ、

1940年4月に「東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所」へと改称し、

1945年の終戦を迎えるまで、黒色火薬やダイナマイト、

軍用火薬、民間用の産業火薬の生産・供給を行なっていた。

公園内には爆風避けの土塁や当時の建物・壁が残されている。>

 




いまは土塁や建物は柵にさえぎられていますが、

鬱蒼とした木々のなに、当時の雰囲気が残って。

現在ではこの隣接地に原子力研究所が建っています。





 

 

 



画家・小説家の司修による

『近代化遺産への旅』(上毛新聞社刊 1998年)に

「岩鼻火薬製造所Ⅰ Ⅱ」の項にくわしい。



(群馬の森はホームページ

ダイナマイトの碑はウキペディアよりお借りしました)