左:群馬県立近代美術館&右:群馬県立歴史博物館
広大な地に巨木、
樹木をいかした自然豊かな公園で、
冬の青空のもと、ジョギングやウオーキング、犬の散歩など、
平日でもひとが集まる。
ここ<群馬の森>は、
明治百年記念事業で造成された公園。
1974年に開園。
群馬県立近代美術館や
その隣に群馬県立歴史博物館も
この公園なかにあって、
園のなかに一歩はいるとまさに<森>。
その公園の一画に
というのも戦前には
陸軍の火薬製造所があった地。
黒色火薬、ダイナマイトなどここで製造されていた、とか。
烏川と井野川に沿って舟運の便が良く、
水車の動力も得やすいからとの由。
ウキペディアではこのように。
<「東京砲兵工廠岩鼻火薬製造所」と称した黒色火薬の製造所が
1882年11月より設置されていた。その後、
1923年4月に「陸軍造兵廠火工廠岩鼻火薬製造所」へ、
1940年4月に「東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所」へと改称し、
1945年の終戦を迎えるまで、黒色火薬やダイナマイト、
軍用火薬、民間用の産業火薬の生産・供給を行なっていた。
公園内には爆風避けの土塁や当時の建物・壁が残されている。>
いまは土塁や建物は柵にさえぎられていますが、
鬱蒼とした木々のなに、当時の雰囲気が残って。
現在ではこの隣接地に原子力研究所が建っています。
画家・小説家の司修による
『近代化遺産への旅』(上毛新聞社刊 1998年)に
「岩鼻火薬製造所Ⅰ Ⅱ」の項にくわしい。
(群馬の森はホームページ
ダイナマイトの碑はウキペディアよりお借りしました)