オペラ「魔弾の射手」劇場全体がステージ! エッシェンバッハ指揮 @プレミアムシアター | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「魔弾の射手」ウエバー作曲

 

ベルリン・コンツェルトハウス初演200周年記念公演です。

 

コロナを逆手に取り、

 

オーケストラをステージにあげ、

 

客席を取り払い、

 

劇場全体を舞台した作品に!?

 

 

この閉塞した不思議な空間が、

 

広間にも、闇深い森にもなり、

 

オペラの読み替えではなく

 

音楽の流れにそって、

 

プロジェクションマッピング、レーザー光線、

 

白い紗幕があるときは垂れ幕となって空間を仕切ったり、

 

またドレープになって。

 

歌手の清楚な白のドレスが映えます。

 

ヴィジュアルが素晴らしい。

 


スペインの前衛集団「ラ・フラ・デルス・バウス, La Fura dels Baus」

 

カルルス・パドリッサによる演出、見事です!

 

そのラ・フラ・デルス・バウスのメンバーによる

 

パフォーマンス、

 

射られた鹿、こうもり、犬、

 

美術の出し入れも(黒子のように)♪

 




 


 
オフィシャル メーキングヴィデオ



 

アガーテはド・ビック。

 

清冽でのびやかな声、

 

その佇まい、素晴らしい。

 

この舞台の主役と言っていいでしょう。

 


エンヒェンはプロハスカ。
 

マックスはブルンス、

 

カスパールはフィシェッサー。

 

クーノーはハヴラタ、

 

オットカールはティモシェンコ、

 

隠者はファヴェイツ、印象的。


ザミエル(悪魔)はヘンチェ。

 

役者でしょうか、台詞で、存在感がありました。
 

 

指揮はスキンベッドのエッシェンバッハ。

 

あまりにも有名な序曲から

 

手堅くオーケストラを鳴らしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 



 

<出演>
 マックス(射撃の名手の猟師):ベンヤミン・ブルンス [Benjamin Bruns]


 アガーテ(マックスの恋人):ジニーン・ド・ビック [Jeanine De Bique]


 クーノー(アガーテの父):フランツ・ハヴラタ [Franz Hawlata]


 カスパール(悪魔に魂を売った猟師):クリストフ・フィシェッサー [Carlus Padrissa]


 エンヒェン(アガーテの従姉妹):アンナ・プロハスカ [Anna Prohaska]


 隠者:ティル・ファヴェイツ [Tijl Faveyts]


オットカール(領主):ミハイル・ティモシェンコ [Mikhail Timoshenko]


 ザミエル(悪魔):ウォルフガング・ヘンチェ [Wolfgang Häntsch] 



<合唱> ベルリン放送合唱団


<管弦楽> ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団


<指揮> クリストフ・エッシェンバッハ [Christoph Eschenbach]


<演出> カルルス・パドリッサ [Carlus Padrissa]

収録 : 2021年6月17~19日 ベルリン・コンツェルトハウス (ドイツ)