あのピカソ(1881-1973)の「ゲルニカ」、
その「ゲルニカ タピスリー」が、
2018年、2021年と展示されています!
なんと<群馬県立美術館蔵>!
驚きました!!
世界にたった3のヴァージョンあるだけで、
有名なのは国連の安保理。
その3番目のバージョンがこの美術館に。
油絵は1937年制作。
《ゲルニカ・タピスリー Guernica Tapestry》の
圧倒的な迫力。
1983制作、
モノトーン、
素材はウールと木綿。
縦 328×横 680.cm の巨大画面。
息荒くいななく馬、
ひとの目をもつ牛、
ちぎれた腕、
ありえない方向にひらかれた指、
叫ぶ女、
阿鼻叫喚が生々しく聞えてくる。
しばらく釘づけになり動けない。
2018年にはさらに2室に
ピカソのエッチィング「フランコの夢と嘘 Ⅰ Ⅱ」
ミロの「スペインを助けよ」
フォートリエ「銃殺された人々」「黒い人質」がある。
「ピカソ《ゲルニカ》と第二次世界大戦中の美術」
展示されていました。
◆群馬県立近代美術館ホームページより
パブロ・ピカソ《ゲルニカ(タピスリ)》を、およそ1年ぶりに公開します。
20世紀の巨匠ピカソが生涯に制作した作品は数万点ともいわれていますが、
その中でも代表作とされるのが《ゲルニカ》
(1937年 油彩・カンヴァス 国立ソフィア王妃芸術センター、マドリード)です。
1937年4月26日、スペイン内戦に介入したナチス・ドイツは、
スペイン北部バスク地方の古都ゲルニカを無差別爆撃し、
罪なき多くの人々の命を奪いました。
母国におけるこの暴挙に激しい怒りを覚えたピカソは、
その直後に開催が迫っていたパリ万博のスペイン館壁画として、
わずか1ヶ月あまりの間に大作《ゲルニカ》を描き上げました。
当館は、この《ゲルニカ》を原画としてピカソ自身の指示に基づき
ほぼ原寸大で織られた
《ゲルニカ(タピスリ)》3点のうちの1点を収蔵しています。
《ゲルニカ》と前後して制作され、
内容やモチーフの上で密接な関係がある
2枚組の版画《フランコの夢と嘘》や、
同じく第二次世界大戦中のヨーロッパで制作された
ミロやフォートリエの版画作品を展示。