<岡上淑子 沈黙の奇跡>展 2年前でしたか | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<岡上淑子 沈黙の奇跡>、

フォトコラージュを観たのは2年前のこと。

コラージュすることによって、

まったく異なった世界へいざなわれました。



そのブログをこちらに。




フォトコラージュ「岡上淑子展 沈黙の奇跡」を

東京都庭園美術館で観てきました。


戦後の日本において、

 

フォトコラージュを創作・制作した

<岡上淑子の作品>に会うことができました。


作品は1950年代の7年間に創られ、

その多数の作品はもとより、

その時代のハイファッション・オートクチュールの

ディオールやバレンシアガのドレス、

岡上を見出したシュールレアリスト・瀧口修造との

交流にまつわる手紙やはがき、

岡上に大きな影響をあたえた

マックス・エルンストのコラージュなどなど。


岡上淑子の存在を

 

立体的な構成でうきぼりにしています。

その岡上の幻想の迷宮をただよって。


ここ旧朝香宮邸のアール・デコ建築とあいまって、

各室での展示はなんとも華やかで優美。

画像はこちらから
 https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/3051

 

 

 

 








◆岡上淑子(おかのうえ・としこ)

1928年高知県生まれ。文化学院デザイン科卒業。

戦後連合国軍が残した、LIFE等のグラフ雑誌、

VOGUEのようなファッション誌等の印刷物を素材にした

独自のフォトコラージュ作品により、

シュルレアリストの瀧口修造に見出され、

1950年代のアートシーンに彗星のごとく登場。

7年間の活動期間ののち、結婚を機に制作から離れる。

2000年以降再評価の動きがが国内外で高まる。

2002年には日本にさきがけて

アメリカのNazraeli Pressより作品集が刊行。

2018年に高知県立美術館で回顧展を開催。