遠藤啄郎氏(1928年ー2020年)は
演出家・劇作家・人形・仮面制作され、
横浜ボートシアターを主宰されていました。
【横浜ボートシアター Yokohama Boat Theater】は
1981年に横浜元町裏の中村川に係留する
木造ダルマ船を改造した劇場。
この船の空間は胎内のような独特で、
その芝居、言葉・声を縦横に駆使した
中世の説経節「小栗判官照手姫」など、
いまでも鮮烈に眼に焼きついています。
小栗判官照手姫
<遠藤啄郎 Endo Takuo>のプロフィール
脚本家,演出家,横浜ボートシアター代表
1928年(昭和3年) 平塚に生まれ。
東京藝術大学油絵科卒。
ラジオ、オペラ、ミュージカル、舞踊、人形劇、
演劇などの脚本、演出を手がける。
海外公演も多く、イギリス(エジンバラ演劇祭)
フランス(ナンシー演劇祭)など、
ヨーロッパ・アジア・アメリカなど30都市に及ぶ。
1981年、横浜ボートシアターを結成。
仮面劇『小栗判官照手姫』(第十八回紀伊国屋演劇賞受賞)、
仮面劇『若きアビマニュの死』、仮面劇『王サルヨの婚礼』など。
著作「極楽金魚」
写真集「横浜ボートシアターの世界」
脚本集「仮面の聲」など。
横浜市民文化賞 受賞
遠藤啄郎著 『仮面の聲』