遠藤啄郎「極楽金魚」
遠藤啄郎演出で出演したのはこの2本の戯曲。
◆「極楽金魚」遠藤啄郎 作・演出
「極楽金魚」は四国高松に伝わる「奉公さん人形」の由来を
元に創作した作品で、遠藤啄郎の初期の作。
「奉公さん人形」は病気の子に添い寝させ、
病を引き受けさせ、明朝、海に流すという身代わり人形のこと。
ラジオドラマとして執筆・放送、
その後、演劇、人形劇、日舞、説経節として上演、
児童文学として出版された名作。
舞台作品は、パリの劇場をはじめヨーロッパを
3ヶ月半にわたりを巡演されました。
その「極楽金魚」を遠藤先生の演出で、
オペラ育成部で上演。
私は町の巫女(左から2人目)です。
◆「龍の子太郎」遠藤啄郎 脚本・演出
「龍の子太郎」は松谷みよ子原作、
お読みになった方もいらっしゃるのでは。
「こどもの城開館5周年記念」の公演(1990年 全20回)。
役者は中村梅雀(前進座)、
元宝塚の順みつき、
京劇、青年座、横浜ボートシアターの面々。
合唱は声楽のソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトン。
楽師も笛(中国)、エスラジ、
パーカッション(バリ・アジア)、グンデル、
クラリネット、オーボエ、コントラバス、
オルガンといった東西の楽器が集結し、
すべて矢吹誠のオリジナル曲で構成されています。
この青山劇場も無くなってしまった・・・
遠藤先生の仮面を使った稽古で、
<猿>の全面をつけて演(や)っています。