<変な話をしたい。 異界への招待 マーサ・ナカムラ展> 第28回萩原朔太郎賞受賞者 @前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変な話をしたい。 異界への招待> 

「マーサ・ナカムラ展」


2月6日の初日に前橋文学館へ。


第28回萩原朔太郎賞 最年少受賞者のマーサ・ナカムラ。

受賞作品は第二詩集『雨をよぶ灯台』。

 

 

 

 

 

 




1階に<灯台>が待っています♪

すでにここから「マーサ・ナカムラ」の世界へ

一歩踏み出します。

えっ、展示場におふとんがひかれている!?

枕に表題の「おふとん」と文字が置かれ

敷布団には<詩 おふとん>がびっしりと書かれています。

詩「おふとん」(詩集『狸の匣)』の展示はこうでした。


詩「新世界」では<灯台>がど~とんとそびえ立っています。

<灯台>を取り囲む3方の壁

(この残照からぼかした青空がうつくしい)に

詩「新世界」が印字され、

灯台の灯がゆっくりとまわり、

レンズからの光が言葉を浮かび上がって、

1行のなかの1語が綺羅綺羅と輝く。


この言の葉、詩の世界の見せ方が、

なんとも心憎い。


さあ、これから「マーサ・ナカムラ」の

異界をゆるりと彷徨っていこう・・・


2021年5月30日(日)まで

 

 

この展覧会の図録、充実しています。