<変な話をしたい。 異界への招待>
「マーサ・ナカムラ展」
2月6日の初日に前橋文学館へ。
第28回萩原朔太郎賞 最年少受賞者のマーサ・ナカムラ。
受賞作品は第二詩集『雨をよぶ灯台』。
1階に<灯台>が待っています♪
すでにここから「マーサ・ナカムラ」の世界へ
一歩踏み出します。
えっ、展示場におふとんがひかれている!?
枕に表題の「おふとん」と文字が置かれ
敷布団には<詩 おふとん>がびっしりと書かれています。
詩「おふとん」(詩集『狸の匣)』の展示はこうでした。
詩「新世界」では<灯台>がど~とんとそびえ立っています。
<灯台>を取り囲む3方の壁
(この残照からぼかした青空がうつくしい)に
詩「新世界」が印字され、
灯台の灯がゆっくりとまわり、
レンズからの光が言葉を浮かび上がって、
1行のなかの1語が綺羅綺羅と輝く。
この言の葉、詩の世界の見せ方が、
なんとも心憎い。
さあ、これから「マーサ・ナカムラ」の
異界をゆるりと彷徨っていこう・・・
2021年5月30日(日)まで
この展覧会の図録、充実しています。