くちなしの夜半壮年の額に雨 掌
(ぬか)
この句、「海原」1・2月号の共鳴20句に選ばれ、
鑑賞が載っています。
その選句&鑑賞をしておられるのは董振華(とうしんか)さん。
北京のお生まれで、
日本語で俳句を書いています!
慶応義塾大学に留学中、俳句を始め、
金子兜太に師事。
2019年に句集『聊楽』(りょうらく)を上梓。
日本語の俳句、
ご自身による中国語訳もあって、
ひと味違う句集になっています。
題字は金子兜太先生の書。
◆董振華 句集『聊楽』(りょうらく)。
著者は董振華(とう・しんか)さん。中国北京出身。
平成8年(1996)に慶應大学に留学しているときに
金子兜太に師事し俳句を学びはじめる。
平成10年(1998)「海程」同人。
「海程」終刊後、「海原」同人。
日本中国文化交流協会会員、
現代俳句協会会員、
中日詩歌比較研究会会員。
句集に『揺籃』『年軽的足跡』『出雲駅帖』など。
そのほか随筆集や訳書など。
また映画の脚本や漫画なども多数訳されている。