オペラ歌手 岡村喬生(バス)さん、旅立たれました | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ歌手 岡村喬生(おかむらたかお)さん、

2021年1月6日に旅立たれました。

戦後、日本人ではじめて、

ヨーロッパの歌劇場で活躍され、

帰国後は歌手の活動、演出、

<ひげのオタマジャクシ>としてエッセイを書かれたり、

 

役者もされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


後年はオペラ「蝶々夫人」での

 

日本の描かれ方を正そうと奮闘。

 

その活動は

<プッチーニーに挑む 岡村喬生のオペラ人生>

飯塚俊男監督による

 

ドキュメンタリー映画になりました。

 

 

 

 

 

 

飯塚俊男監督&岡村喬生

 

 



映画の上映会では岡村喬生コンサートも上演。

この上映会&コンサートの司会、

 

わたくしがいたしました。

2012年6月22日のこと。





◆そのブログをこちらに。

< 岡村喬生 歌と映画の夕べ イン まえばし>

        6月22日(金) 前橋市民会館 小ホール


懸念されていた雨もあがり、

600席、ほぼ満席。

熱い、上映とコンサートになった。


この日、リハーサルから立会った。

劇場のドアを開けると分厚いバスの声。

岡村さん、すでに会場入りし、

テキパキと照明を指示し、舞台を構成してゆく。

その照明の仕込みの間、

「ぼく、リハーサルをするから」と歌い始める。

弱音のPの微妙な声も飛び、きれいに響く。


25年以上、いっしょに活動をしている

作曲家・ピアニスト伊藤康英さんと短時間に

要所要所を確認して。

出来上がった照明を確認し、

上映の状態にしたところで、

ちょうど客入れの時間に。



     <プログラム>

岡村喬生 歌と映画の夕べ  イン  マエバシ

歌とトーク 岡村喬生
  ピアノ 伊藤康英

   飯塚俊男 監督


● 劇場用ドキュメンタリー映画
 「プッチーニに挑む 岡村喬生のオペラ人生」

    ―休憩―

● 世界歌の旅

荒城の月            滝廉太郎

哀れな父の胸は         ヴェルデイ         
「シモンボッカネグラ」よりフィエスコのアリア

ヴォルガの舟歌         ロシア民謡

ウイーン、わが夢の街      ジ―チンスキー


   ==飯塚監督と語る、「映画の出来る迄」==


春の夢―「冬の旅」より シューベルト

セレナータ           トステイ

芭蕉布             沖縄民謡

八木節             群馬民謡

 アンコール

見上げてご覧、夜の星を