なかにし礼さん、旅立ち オペレッタ「天国と地獄」の演出もされて♪ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

なかにし礼さん、

2020年12月23日に旅立たれました。

作詞家、小説家として活躍されました。

オペラを演出されていたのをご存知でしょうか?

二期会で演出されたのはオペレッタ。

オッフェンバック作曲「天国と地獄」です。

そうあのカンカン(昭和では文明堂のCM)で

「地獄のギャロップ」で有名ですが、全曲はお洒落。

その台本・訳詩・演出をなかにし礼さんが受け持たれ、

1990年12月23日(奇しくも)に

NHKホールで上演されました。

私も合唱で出ていました。

礼さんの訳詩、こなれていて、

日本語が音符に乗せてうつくしく響いたのが

忘れられません。

「さすが、なかにし礼!」


こちらはエピソード。

稽古(pm6-9)の終わったあと、

近くのイタリア料理店で遅い夕食をとっていたとき、

なかにし礼さんがすっと入ってこられた。

誕生日だという二期会のメンバーがワイワイやっているのを

ご覧になって、「今日は僕が持ちます」と。

さりげなくって、とってもスマートな振る舞いに

みんな大感動!

さらに盛り上がったことは言うまでもありません。

この時の舞台はかつてのNHK教育TVで放映され、

LD(レーザーディスク 絶滅しましたが 笑)にも。


訃報から懐かしく思い出して。

ご冥福をお祈りいたします。


 

◆二期会 オペレッタ「天国と地獄」
1990年12月23日 NHKホール

 youtube前
https://www.youtube.com/watch?v=nxhYRTn2Ux4&feature=emb_logo
 

youtube 後
  https://www.youtube.com/watch?v=kVU2VCiMxm4&feature=emb_logo