「なぜ踊らないの 書いて、創って、舞う 萩原葉子展」猫のオブジェが待っています♪ @前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぜ踊らないの 書いて、創って、舞う 萩原葉子展」

前橋文学館で観てきました。



萩原葉子(1920-2005)・朔太郎の長女

生誕100年記念にあたる今年、

延期されていた展示が始まりました♪



その直筆の原稿、印象的です。

鉛筆で書かれた原稿、

一文字一文字にこもるエネルギー、

 

まるで文字を彫琢して。

苦渋の跡も見えてくるような・・・



30代で父・萩原朔太郎を書くことで始まり、

三好達治を書いた『天上の花』、

自身<萩原葉子>をみつめた『蕁麻の家』三部作など、

痛々しいまでの小説。



前橋で行われる「朔太郎忌」、

その挨拶の緊張されて、ささやくような声で

「萩原葉子です。・・・」


40代になって、ダンスを始め、

アクロバティックな踊りも70代で挑戦。

煥乎堂や前橋文学館会館のおりの

ダンスには目を見張りました。


そして、仮面や猫などオブジェ、

色彩あざやかで、なんともかわいい、

そんな葉子作品がたっぷりの展示。


2021年1月11日(月)まで

 

 

 

 

 

 

 

 




◆前橋文学館 ホームページ (アルバムでダンス、オブジェも見られます)
  https://www.maebashibungakukan.jp/kikaku/3981.html

詩人・萩原朔太郎の長女である萩原葉子は、
30代半ばで文筆活動を始め、
デビュー作『父・萩原朔太郎』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、
その後も数々の賞に輝くなど作家として高い評価を得ました。
 文筆家としての目覚ましい活躍のみならず、
40代半ばにはダンスを始め、
70歳を超えてアクロバティックな振付に挑戦。
さらには造形制作も行い、
68歳で初めてオブジェ展への出品を果たしました。
 「出発に年齢はない」と、
「書いて、創って、踊る」を生涯続け、
遅咲きにして大輪の花を咲かせた萩原葉子。
 生誕100年を迎える今年、あらためて振り返り、ご紹介いたします。