創立70周年記念 第54回 第俳句協会全国大会が
催されたのは2017年11月23日、
帝国ホテルでのこと。
その日のブログをこちらに再録いたします。
◆2017年11月23日(木)、
現代俳句協会(宮坂静生会長)の
創立70周年を祝う記念式典が帝国ホテルで催され、
全国から約700名の参加者、その気が熱い。
宮坂会長の「戦後いち早く設立された協会が
幾星霜の試練を経て70周年を迎えた」と挨拶。
金子兜太名誉会長
金子兜太名誉会長(98)を特別功労者として顕彰。
「現役の俳人として戦後の俳句会を背負い、
前人未到の境地を開かれつつある。
日本俳句会の最高の誇りとして長寿を重ねてほしい」と
宮坂会長の祝辞に盛大な拍手。
創立70周年記念第54回現代俳句全国大会に
寄せられた句はなんと約1万八千句。
現代俳句全国大会賞はこの二句。
福富健男さんは「海程」の九州人。
被爆胎児のわれを陽子と呼びし父 宮崎市 福富健男
田螺鳴くまるごと村の捨てられて 豊能郡 原田タキ子
続いて講演&シンポジウム。
講演は宇多喜代子氏、
シンポジウムテーマは「俳句の未来、季語の未来」。
夏井いつきさん、岸本尚毅さん、
渡辺誠一郎さん、小林貴子さんたちがパネリスト。
司会は神野紗希さんによって活発に意見が交わされた。
「季語とは記憶の再生装置である」
という言葉が印象に残る。
休憩をはさみ、懇親会へ。