「4つの革命 ビアズリーからダリまで」展を
高崎市美術館で観てきました。
「4つの革命」とは19世紀後半から20世紀にかけて、
ヨーロッパ美術の世界に起こった
<革命的>な表現のこと。
革命1 オーブリー・ビアズリーの耽美主義
革命2 パブロ・ピカソの視覚革命
革命3 ダダとシュルレアリスの精神革命
革命4 エコール・ド・パリ
1ではビアズリー、
あの「サロメ」3点が観られます。
印象深い白黒の装飾的なサロメやヨカナーン、
こんなに悪魔的で、蠱惑に満ちた作品を描いた
ビアズリーは22歳!?
2 ピカソ初期の作品「貧しき食卓」のデッサン。
貧しい、若い夫婦の鎖骨の浮き出た身体、
たったひとつ置かれたジャガイモ、
痛い、渇いた画面です。
3 「ダダ宣言1918」を書いたのは詩人のトリスタン・ツァラ。
「シュルレアリスム宣言」1924年に
詩人アンドレ・ブルトンによって著されています。
ここではダリの作品。
4 エコール・ド・パリはまさに20世紀の華。
世界各国のアーティストたちの坩堝。
シャガールやザッキン、レジェ、藤田嗣二、
マリー・ローランサンなどなど。
レジェの「サーカス」もあります。
かつて観た作品に出会えたり、
この館所蔵の絵画など見ごたえたっぷり。
さらに、さらに
グラフィックデザイナー佐藤晃一(好きです♪)
のポスター作品。
と
創作版画・谷中安規、
前川千帆と充実の展示でした。
2020年10月18日(日)まで