「4つの革命 ビアズリーからピカソまで」 @高崎市美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「4つの革命 ビアズリーからダリまで」展を

高崎市美術館で観てきました。

 

 

 

 

 

 

 



「4つの革命」とは19世紀後半から20世紀にかけて、

ヨーロッパ美術の世界に起こった

<革命的>な表現のこと。



革命1 オーブリー・ビアズリーの耽美主義
 
革命2 パブロ・ピカソの視覚革命

革命3 ダダとシュルレアリスの精神革命

革命4 エコール・ド・パリ



1ではビアズリー、

 

あの「サロメ」3点が観られます。

印象深い白黒の装飾的なサロメやヨカナーン、

こんなに悪魔的で、蠱惑に満ちた作品を描いた

ビアズリーは22歳!?


2 ピカソ初期の作品「貧しき食卓」のデッサン。

貧しい、若い夫婦の鎖骨の浮き出た身体、

たったひとつ置かれたジャガイモ、

痛い、渇いた画面です。


3 「ダダ宣言1918」を書いたのは詩人のトリスタン・ツァラ。

「シュルレアリスム宣言」1924年に

詩人アンドレ・ブルトンによって著されています。

ここではダリの作品。


4 エコール・ド・パリはまさに20世紀の華。

世界各国のアーティストたちの坩堝。

シャガールやザッキン、レジェ、藤田嗣二、

マリー・ローランサンなどなど。

レジェの「サーカス」もあります。


かつて観た作品に出会えたり、

この館所蔵の絵画など見ごたえたっぷり。


さらに、さらに

 

グラフィックデザイナー佐藤晃一(好きです♪)

 

のポスター作品。

創作版画・谷中安規、

 

前川千帆と充実の展示でした。



2020年10月18日(日)まで