八日はや棚機津女の解かれて 掌
(たなばたつめ)
◆七夕
星祭・星祝い・星迎え・星今宵・七夕竹・七夕流し
二星(にせい・じせい)・牽牛・彦星・織女・織姫
鵲の橋・貸小袖・七夕紙・願いの糸・梶の葉
茄子の馬・たなばた馬・硯洗い・机洗い
陰暦七月七日。
中国の牽牛・織女の伝説と
わが国の棚機津女(たなばたつめ)の
信仰が合流した習俗。
今日では陽暦七月七日や八月七日に行うことが多い。
鵲は伝説で、七夕の夜、
天の川に橋を渡すといわれている。
願いの糸は七夕竹に吊るした五色の糸で、
これに願い事を託す。
梶の葉に歌を書いて、星に手向ける風習がある。
七夕の前日には硯や机を洗い、文筆の上達を願う。
秋の季語。