画家・伊豫田晃一『マルジナリア』ロクス文庫、
刊行されました。
装画はむろん伊豫田作品。
黒地に白抜きの羽のなかに、
臈たけた女人の横顔が浮かぶ。
伊豫田さんのブログで知った、
その画、その掌篇は衝撃でした。
文章に加えて、挿画も素晴らしい!
掌編は2005年から2008年にかけて
集中的にアップされ、
なにか鏡面の裏側からの景のよう。
不思議に、ひんやりとして、明晰。
山本掌の個人俳誌「月球儀」にお招きして、
この掌編作品を掲載しました。
その掌篇が文庫になって登場。
瀟洒な御本となりました。