萩原朔太郎『月に吠える』復刻版入、入手しました♪ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『月に吠える』萩原朔太郎・第一詩集、

1917年刊(感情詩社・白日社)。500部。

朔太郎31歳のおり。

 

 

 

 

 

 

 



表紙に詩集の題名はなく、

背に『月に吠える』萩原朔太郎、と。

 


印象的な田中恭吉の装画に飾られ、

口絵は金地黒の人体やひかりが印象的。

ところどころにはさまれる挿画は

 

田中作品と恩地孝四郎作品。


目次も本文の詩の後に置かれて。

 

 

 

 

 

 

 



本の上、天もペーパーナイフで

いちまい一枚、切ってゆく仕様。

復刻版でもむろんそのように

 

造られているのがうれしい。

すみずみにまで目の行き届いた詩集。


詩を一編一編、

まさに味わうようにたどってゆく。



活版の活字の風合い、

その組み方にとても魅かれる。


序を北原白秋、

跋を室生犀星。