「お時間があるようでしたら、常設展をご覧ください」と
学芸員の方から声をかけられて、埴輪に対面いたしました。
上州の遺跡、奈良につぎ大量に発掘されています。
綿貫観音山古墳は歴史博物近く、
前方後円墳長いところ100メートル、
盗掘にあわず、発掘された埴輪や装飾品など完全な姿。
すべて国の重要文化財になっている、とか。
あの空洞になっている眼(まなこ)に惹かれました。
さすが群馬、馬の埴輪160センチはありそう、
その大きさにびっくり。
上毛(じょうもう)三碑(7、8世紀建立)の
多胡碑、山上(やまのうえ)碑、金井沢碑は
ユネスコ「世界の記憶」に。
新田氏など武家の変遷(ジオラマや映像など詳細です)、
甲冑などがあって、近代へ。
あの富岡製糸場の登場。
糸を横浜に運ぶため、利根川の水運そして鉄道。
高崎線は日本で三番目にできた鉄道です。
戦後、中島飛行場は自動車のスバルへ。
てんとう虫の愛称のスバル360、実物が展示されています。
高崎の戦後を物語るうえでかかせないのが、
群馬交響楽団。
1947年アマチュアの楽団から出発。
映画「ここに泉あり」、ご覧になりましたか?
岸恵子主演、あの作曲家山田耕筰氏が指揮をしています。
ラストシーン、楽団員がおのおの楽器をかついで、
峠越えをしていましたが、
そのころのティンパニーが!
なかなか充実した展示で、
<上州>を堪能できました。
◆群馬県立歴史博物館 常設展
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(画像は歴史博物館ホームページよりお借りしました)