「第一回 上毛仏教美術展」を
前橋市立図書館で観てきました。
上毛(群馬)の寺院や個人が所蔵する仏教美術品を集めたとか。
仏像や仏画、経典など約70点を展示。
平安期から江戸時代の作品が並びます。
風外慧薫(ふうがい えくん)は初めて観ました。
闊達な筆ずかい、ぎょろりとした目、
ちょっと仙涯を思わせます。
生涯が強烈。
永禄11年(1568)安中生まれ。
相模(さがみ)成願寺住職でしたが、
曾我山中の巌窟(がんくつ)に暮らし、
遠江(とおとうみ)石岡にうつります。
承応(じょうおう)3年ごろ墓穴をほらせ、
植木のように立ったまま穴の中で、
入寂(にゅうじゃく)したとか!? 87歳。
江戸前期の画僧で、
「曹洞宗禅画の祖」と呼ばれているとか。
得意とした達磨(だるま)、
自画像が展示されています。
伎楽面など面白く、
「雨乞の神面」鑿あとも荒々しく、印象的。
良寛の「書」も。
11月26日まで。