関容子<銀座で逢ったひと>は
「銀座百点」で連載されています。
関容子さんが出会った方々が
その麗筆で、ここにいきいきと甦ってきます。
7月号では指揮者の岩城宏之さん、
8月号はテノールの
五十嵐喜芳氏と音楽家がつづいて。
関さんの五十嵐喜芳氏への篤い想いが、
ことのほか迫ってきました。
五十嵐喜芳氏がテノールで活躍され、
カバラドッシやアルフレードの舞台を
拝見できなかったのはなんとも残念なこと。
藤原歌劇団総監督をされていたおりには
オペラ公演開幕の前に
そのオペラのお話しをされ、
舞台をいっそう華やかにされていました。
「娘のビオレッタで、
ご自身はアルフレードを歌うのが夢」
その「夢」はイタリアの宮殿での
お二人のコンサートで実現。
その場に立ち会われた関さんの流された涙。
こころに染み入るエピソードを
関容子さんの文章でお読みください。
五十嵐喜芳氏のトレードマークといっていい、
ダブルのジャケット。
南伸坊イラストで、
懐かしく、なつかしく拝見
「銀座百点」の連載はまだまだ続きます♪
「銀座百点」は1955年(昭和30年)に創刊された、
タウン誌の草分け。
<銀座のかおりをお届けする雑誌として、
情報だけでなく、銀座の文化を表現する>
この誌に連載された向田邦子「父の詫び状」など
数多くのベストセラーが生まれています。
銀座の老舗に置かれています。