わぁ、懐かしい!? オペラ「カルメン」音楽評 1985年 藤原歌劇団 @上野文化会館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「カルメン」の音楽評、発掘しました!?

音楽評論家・丹羽正明氏によるもの。

1985年 井原直子のカルメン、

この頃「カルメン」といえば井原直子さん、でした。

ホセは林誠、

 

エスカミーリョは栗林義信、

 

ミカエラは本宮寛子。



粟国安彦 演出で、

 

群集・合唱の歌・演技にも注目が集まりました。

なにしろ煙草女工の喧嘩の場では

迫力、熱気、ただならぬものがあって、

評でも「ド迫力! 

 

これが彼女たちの地であったら恐ろしい」と。

わたしもこのなかのひとり。

 

合唱で出ていました。



粟国演出ではソリスト・合唱の全員に

 

演出意図をじっくりと解説し、

美術模型で舞台のつくりを説明して。



稽古場には緒方規矩子の

 

衣装のデザイン画がかけられ、

ここから役のイメージをふくらませた歌手も多い、とか。

照明は吉井澄雄。



長嶺ヤス子のフラメンコもあったこのステージ。

2幕「ジプシーの歌」、

 

4幕への間奏曲での踊り。

熱狂的なフラメンコを、

 

ステージの上でまじかに観られた

じつに印象的な舞台でした。