「ムンク展 -共鳴する魂の叫び」 @東京都美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ムンク展 -共鳴する魂の叫び」を

東京都美術館で観てきました。

 

 

ムンクの大規模な回顧展で、

初期から晩年まで油彩60点&版画など40点となっています。



エドヴァルド・ムンク

(Edvard Munch 1863年12月12日 - 1944年1月23日)

19世紀 - 20世紀のノルウェーの画家。

 
 <1章 ムンクとは誰か>

その年代ごとの「自画像」、

18歳から死の前年まで、多く描かれ、

また<顔>が劇的に変化しています。

 

 

 

 

 

「地獄の自画像」

 



なかでも「地獄の自画像」、半裸に黒い影。

「日曜美術館」で写真家の藤原新也氏が指摘した

「狼」がくっきりと顕れて。

カメラを使ったセルフ・ポートレイトも展示。


 <2章 家族─死と喪失

 

 

 

 

 

「病気の子」

 



5歳で母を、14歳で姉も同じく肺病で亡くしています。

「病気の子」姉・ソフィエの臨終での

清冽な顔を描いています。

 

 

 

 

「ブローチ、エヴァ・ムドッチ」




「ブローチ、エヴァ・ムドッチ」ムンクの描く女性は

痛々しく、不穏ですが、この絵のエヴァは穏やかで、

微笑む顔が美しい。


 <3章 夏の夜─孤独と憂鬱

 <4章 魂の叫び─不安と絶望

あの「叫び」です。

この「叫び」1910年に制作のもの。

ムンクは「自然が貫く叫けびが聞こえた」と書いています。

自然の叫びに耳を塞いでいるのであって、

この人物が叫んでいるのではない、と。


 <5章 接吻・吸血鬼・マドンナ

 

 

 

 

 

 

「マドンナ」

 



「思春期」「マドンナ」、じつに印象深く。

目を背けたくなるほど痛ましい「すすり泣く裸婦」。

ムンクの<手>、

「吸血鬼」などの<髪>が観るものに纏わりつくような・・・

 

 <6章 男と女ー愛・嫉妬・別れ

 <7章 肖像画

 <8章 躍動する風景

 <9章 画家の晩年




「ムンク展」動画
 https://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/ce7e8a31c282f94c22e88aaf903b24e9

 



◆ムンク ウキペディア(画像はここからお借りしました)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83% 89%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%82%AF