静謐なたたずまい 詩人・中本道代さん 第26回萩原朔太郎賞受賞 @前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詩人・中本道代さん、

第26回萩原朔太郎賞を受賞され、

今日がその授賞式。

その選考経過、その選評を吉増剛造さんが話される。

あたたかい語りかけで、

受賞作『接吻』について、読み込むほどに

「重い光り、深さ」を感じさせる、

 

とひたひたと篤く語られる。

新潮11月号を会場でいただいたが、

吉増さんの選評それ自体が<詩>のよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



休憩をはさんで中本さんの講演「詩のレンズ」。

中本さんのたたずまいが実に静謐。

まるでささやきのように語られことが、

詩語となってこぼれる、といった感。

積み重ねられた<時>が、

ご自身の内奥、それもふかい、

深いところから発せられる言葉。

<中本道代 詩の世界>を

垣間みることのできた時間でした。