オペラ「トスカ」ザルツブルグ復活祭音楽祭2018 @NHK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

録画しておいた「トスカ」を観ました。

「ザルツブルク復活祭音楽祭2018」での

 

プッチーニ作曲「トスカ」。



シュトゥルミンガーによる新演出でしたが、

とてもドラマティックで見ごたえあり。

時代は現在に移され、衣装もそれ。

美術はとても豪華。

驚くべきことに、

スカルピアは第二幕でトスカに刺されて死ぬのですが、

この演出では生きており、

ラストで銃でトスカを撃ち殺す。

カバラドッシを銃殺刑にするのが子供たちなのはちょっと・・・


なんといっても歌手たちが素晴らしい。

トスカのA.ハルテロス、迫力のある美女で、

強靭な声がとても艶やか。



カヴァラドッシのA.アントネンコは

スピントなテノール。とても情熱的。

アリア「星はきらめき」は圧巻でした。



スカルピアのテジエの歌、演技ともにさすが。

冷徹に、権力のもとにトスカを追いつめてゆく、

自身のいやらしさやそのなかにどこか高貴なものも。


ティーレマンの指揮とドレスデンのオーケストラは

ドラマティックで見事な演奏。

 

 

 

トスカ:アニヤ・ハルテロス

カヴァラドッシ:アレクサンドルス・アントネンコ

スカルピア男爵:リュドヴィク・テジエ

アンジェロッティ:アンドレア・マストローニ
教会の番人:マッテオ・ペイローネ
スポレッタ:ミケルディ・アチャランダバソ
シャローネ:ルーペルト・グレージンガー
看守:レヴェンテ・パール
羊飼いの少年:ベンヤミン・アスター

指揮:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

合唱:ザルツブルク・バッハ合唱団
児童合唱:ザルツブルク音楽祭および劇場児童合唱団

演出:ミヒャエル・シュトゥルミンガー

収録:2018年3月21・24日、4月2日/ザルツブルク祝祭大劇場

 

 

 

(画像はWebからお借りしました)