楽劇「ワルキューレ」ザルツブルグ復活祭音楽祭2017 @NHK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザルツブルク復活祭音楽祭2017 楽劇「ワルキューレ」

カラヤンの創設した「ザルツブルグ復活祭音楽祭」の五十周年。

1967年第1回目の公演は「ワルキューレ」。

ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮、演出。

オーケストラはベルリン・フィル、

舞台美術がギュンター・シュナイダー=ジームセン(1926~2015)。


その「ワルキューレ」(全3幕) ワーグナー 作曲を

演出:ヴェラ・ネミロヴァ

舞台美術:ギュンター・シュナイダー

=ジームセン(舞台再構築:ジェンス・キリアン)

により再構築、再演出されたものを上演。

50年前とは思えない、というより

ワーグナーの音楽そのものの原初のエネルギーを

表現している、と感じられる素晴らしい舞台。

バイロイトでの歌手やオーケストラは素晴らしいのに、

演出や舞台美術がネックになって、

楽劇に入れないこともあるが・・・


いままさに初語された言葉、

圧倒的な歌唱やオーケストラ、

と録画でも身を乗り出すほど。



ジークリンデのアニヤ・ハルテロス、強靭な声に情感がにじむ。

ブリュンヒルデ:アニヤ・カンペ、

ヴォータン:ヴィタリ・コワリョフによる終幕の

父娘の抑えた声に葛藤、苦悩、情愛が横溢して、心に迫る。


この舞台、ザルツブルグ劇場で聴けたら・・・

 

 

 


ジークムント:ペーター・ザイフェルト

ヴォータン:ヴィタリ・コワリョフ

ジークリンデ:アニヤ・ハルテロス

ブリュンヒルデ:アニヤ・カンペ

フリッカ:クリスタ・マイヤー

フンディング:ゲオルク・ツェッペンフェルト

ゲルヒルデ:ヨハンナ・ヴィンケル 他


シュターツカペレ・ドレスデン

管弦楽:ドレスデン国立管弦楽団

指 揮:クリスティアン・ティーレマン

演 出:ヴェラ・ネミロヴァ



収録:2017年4月 ザルツブルク祝祭大劇場