「萩原朔太郎 詩集『月に吠える』100年記念展 @前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「萩原朔太郎 詩集『月に吠える』100年記念展

ーここからすべてが始った」を

前橋文学館で観る。

今日が初日。

 



エレベーターの扉に田中恭吉「夜の花」がお出迎え。

入口には巨大な本が!

 


『月に吠える』の装画「夜の花」

そして口絵がページをめくるようになっている。

田中恭吉の作品が拡大され、壁面を飾る。




なんといっても『月に吠える』の生原稿、

訂正の後が生々しい。

「殺人事件」は一行削られ、

「しもつき」になっているが初出は「九月」だったり、

興味はつきない。




田中恭吉「冬の夕」、

恩地孝四郎「抒情(よろこびあふれ)」の原画がうれしい。

『月に吠える』、詩画集というにふさわしい。

 

 

 

 

 

詩集『月に吠える』 装画:田中恭吉「夜の花」




日本に三冊しかないという検閲前の

『月に吠える』がある。


この詩集が出版され、

詩人、小説家などいかに反響があったか、

各人のさまざまな評の載る冊子が並ぶ。


現在の作家による

朔太郎の詩からイメージしたアート作品、

アニメーション「蛙の死」、

オブジェ「猫」などの展示も。


10月9日(月)まで。