ミュシャ「スラヴ叙事詩」初来日!
この超大作を日本で観ることができる!
数年まえこの連作を知ったものの、
チェコへ行けるか、観ることはできるのか・・・と。
私が行った日、
行列もなくチケットが購入でき、会場へ。
「スラブ叙事詩」、
圧巻、圧倒的な迫力。
およそ6メートル×8メートル、巨大画面から
ミュシャの祖国への篤い想いがほとばしる。
画からの眼差しに射抜かれる。
全20枚から成る「スラヴ叙事詩」は壁画ではなく
テンペラ技法でカンヴァスに描かれているとか。
近景の細部は近寄って、
中景、遠景は距離をとって、と移動しながら、
ひたすら観る。
「ミュシャ展」展覧会の構成はこのように。
1:ミュシャとアール・ヌーヴォー
2:世紀末の祝祭
3:独立のための闘い
4:習作と出版物
http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/alfons-mucha/
「アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は
自由と独立を求める闘いを続ける中で、
チェコおよびスラヴ民族の歴史から主題を得た
壮大な絵画の連作を創作することを決意します。
1910年に50歳でチェコに戻ったミュシャは、
翌年、プラハ近郊のズビロフ城にアトリエを構え、
《スラヴ叙事詩》の制作に取り掛かり、
1928年、チェコスロヴァキア独立10周年を祝して、
完成した連作全作品をプラハの見本市宮殿で公開しました」。
『ミュシャ作品集―パリから祖国モラヴィアへ』から引用
6月4日(月)まで。