萩原朔太郎の孫「萩原朔美」、
2016年前橋文学館館長に就任して、一年。
文学館の活動、雰囲気がかわってきている。
萩原朔美は
「映像作家」、「エッセイスト」、「写真家」、
「演出家」、「俳優」などの顔を持つ。
これまで制作に携わった映像・雑誌・オブジェとしての本、
写真など展示されて。
「TIME」、林檎の1年間を撮った1974年の作品。
アートブックでは
黒い糸で表紙、本文縫った「文字を縫う」(1978)、
レシートを集めた「レシート」(2015)、
「木」(1987)という本、
など、など。
写真では定点観測。
ご自身の20代と60代、
同じ場所、同じポーズの写真を並べる。
そこから
<時間>がしたたかに浮かび上がる。
A4の版を半分に折ったちらし、
そのイラストのふきだし
「あなたは何者?(笑)」と幼年の朔美。
「何者にもなれず!(泣)」と現在の朔美。
7月2日(日)まで。
観覧無料。