萩原朔太郎『月に吠える』100年! | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

2017年は萩原朔太郎の第一詩集『月に吠える』が

刊行されて100年にあたる年です。

奥付に100年前、1917(大正6)年2月15日が

『月に吠える』の発行日。朔太郎三十一歳。

序は北原白秋による。


装画は田中恭吉「夜の花」、

朔太郎の強い要望により、

挿画としても恭吉の画をいれる。

この時すでに恭吉は没しているが

朋友・恩田孝四郎らと制作。


『月に吠える』の「愛憐」、「恋を恋する人」二篇が

風俗壊乱にとわれ、これらを削除して出版した。

朔太郎の年譜を作成した久保忠夫は

「日本象徴詩の至りえた最高所を示す」と記す。

 



萩原朔太郎記念・前橋文学館では

申し込みをすればこの貴重な初版本を

見ることができます(!)

 

 

 

 

 

朔太郎(三十七歳)

 



前橋文学館HP
  http://www.maebashibungakukan.jp/blog/date/2017/02?post_type=blog