2017年は萩原朔太郎の第一詩集『月に吠える』が
刊行されて100年にあたる年です。
奥付に100年前、1917(大正6)年2月15日が
『月に吠える』の発行日。朔太郎三十一歳。
序は北原白秋による。
装画は田中恭吉「夜の花」、
朔太郎の強い要望により、
挿画としても恭吉の画をいれる。
この時すでに恭吉は没しているが
朋友・恩田孝四郎らと制作。
『月に吠える』の「愛憐」、「恋を恋する人」二篇が
風俗壊乱にとわれ、これらを削除して出版した。
朔太郎の年譜を作成した久保忠夫は
「日本象徴詩の至りえた最高所を示す」と記す。
萩原朔太郎記念・前橋文学館では
申し込みをすればこの貴重な初版本を
見ることができます(!)
朔太郎(三十七歳)
前橋文学館HP
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