「美術と音楽 音楽をめざす美術のこころみ」 @群馬県立近代美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

「音楽と美術 音楽をめざす美術のこころみ」を

群馬県立美術館で観る。

この秋の陽にさそわれたのか、平日の午後でも

<群馬の森>を散策する人びと。


「ロマン主義以降、音楽と美術はお互いに刺激しあう。

音という要素を用いて、楽曲を構成する

という音楽の抽象性にあこがれ、美術の抽象化をすすめていった」

と美術館ホームページにある。
 

 

構成は<一つの主題と二つの世界>

「ダフニスとクロエ」では、

シャガールの組版画(この美術館蔵)とラヴェルのバレエ音楽、

ヘッドホンで聴けるようになっていて、

同じテーマで「美術と音楽」を体験できる。


<音楽のある部屋>

オーケストラを描いたデュフィの作品。


<音楽から美術へ>

楽曲から構想をえた絵画、

クレーやカンデンスキーによる色や形の抽象的な表現。

 

 

 

図形楽譜(ウキペディアより)


<音の像、かたちの響き>

ここでは二十世紀なかばにでてきた、

イメージを楽譜とした「図形楽譜」。

これが面白かった。グラフィック作品といってもいいほど、

フォルムも端整で、美しい。

グラフィックデザイナーの杉浦康平の作品。

ここで観ることができるとは思わなかったのでうれしい。

(図形楽譜とは五線譜では表現しきれない新しい音楽を創造する、

あるいは既成の概念を打ち壊す現代音楽の楽譜)。


11月13日(日)まで。

 

群馬近代美術館HP(画像はこちらから)

http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/index.htm

 

 

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