「朔太郎・朔美写真展」&常設展 @萩原朔太郎記念 前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

「朔太郎・朔美写真展」を観る。

朔太郎は写真を<ノスタルヂア>

「自然の風景の中に反映されてる、自分の心の郷愁を写したいのだ」

とエッセイに書く。

 




その朔太郎の写した景を朔太郎の孫・朔美が

同じ場所で写す。まさに定点観測。

その展示「朔太郎が切り取った風景を求めて」。


時代が代わって、変わってしまったもの、

あるいは変わらないもの、「時」を視覚化したともいえる。

 




このコーナー、「パノラマ ジオラマ グロテスク展」の各所に

朔太郎の撮った「立体写真」がおかれ、

手にとって、見ることができる。

 

10月30日(日)まで。


ひさしぶりに常設展も。

朔太郎の愛したギターや初版本はもとより、

 

朔太郎の意匠による机、これは先日ETVの「美の壷」で紹介された。

ここの高田博厚のブロンズ像「萩原朔太郎」がいい。

朔太郎の存在そのもの、内面のまでの彫琢が深い。

 

高田博厚「萩原朔太郎像」(鎌倉市HPより)
 

 

 

 

 

朔太郎と室生犀星の詩誌「感情」の100年にあたるとかで、

バックナンバーがずらり。

朔太郎が表紙などを考え、犀星が編集・製本などをやったという。

「感情」の表紙の装画、これを恩田孝四郎が毎号、描いていた。

 

 




いま、萩原朔太郎記念 前橋文学館が<熱い>。

 

出かけてみては?