姫女苑・ひめじょおん ひめじょおんあにいもうとの魑魅の匣 掌 ◆姫女苑北米原産のキク科の二年草で、日本には明治初年に渡来した。繁殖力が強いので、いまでは全国の野原や道端、荒地にまで帰化している。茎は直立して30センチから1・5メートルにもなり、根元の葉には長柄があって広く大きな鋸歯がある。夏になるとキクのような白い花をたくさん開く。季語になっているか、どうか。三種の歳時記にあたったがみかけない。『季寄せ 草木花 夏(下)』朝日新聞社版による。