繭・まゆ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。











  


 深眠りましろき檻を繭という            掌











◆ 繭・白繭・新繭・繭掻・繭市・繭干す・繭籠・屑繭・繭煮る

春蚕の作った繭が、いちばん品質もよく、量も多い。

春蚕が繭を作るのは初夏である。

上蔟して一週間ほどたった繭は、

掻き取って市場に出す。

糸を取るために、繭を干して中のさなぎを殺し、

繭を煮る。


夏の季語。