「司修装丁画コレクション展」を前橋市立図書館で見た。
前橋市立図書館は2016年4月1日に百周年を迎え、
これを記念した最初のイベント。
司修の装画とその装幀した本がずらっとならぶ。.
自身も作家であり、その著作(自画自装)から、
時代を伴走してきた大江健三郎を中心として
小川国夫・筒井康隆・村上春樹・瀬戸内晴美など
多くの作家の著書のカバー、表紙、扉絵など
膨大な作品のなかから今回は70点を展示。
お近くの方は、どうぞ。
7月3日(日)まで。
◆司修(つかさ おさむ)プロフィール
画家・作家。1936年群馬県前橋市生まれ。
1988年「バー螺旋のホステス笑子の周辺」で芥川賞候補、
93年「犬」で川端康成文学賞、
2007年「ブロンズの地中海」(集英社)で毎日出版芸術賞、
11年「本の魔法」(白水社)で大佛次郎賞受賞。
「紅水仙」(講談社)、「戦争と美術」(岩波新書)、
「影について」(講談社文芸文庫)、「戦争と美術と人間」(白水社)、
「孫文の机」(白水社)、「絵本の魔法」(白水社)、「幽霊さん」(ぷねうま舎)、
「雁の童子」(作・宮沢賢治、絵・司修、偕成社)、
「絵本銀河鉄道の夜」(作・宮沢賢治、絵・司修、偕成社)など多数。
1986年、池田二十世紀美術館で「司修の世界展」、
2011年、群馬県立美術館で「司修のえものがたりー絵本原画の世界ー展」を開催。
◆俳句を支柱とした私の個人誌「月球儀」3~5号の
表紙・装画は司修「光と闇」からの作品。