『朱夏の柩』山本 掌・第二句集 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。



朱夏の柩




『朱夏の柩』は山本 掌の第二句集。

現代俳句協会青年部の発行の

「フリーダム句集9」。

1995年刊。


表紙は青金、

左上に題字と著者名のシンプルな造り。

表紙はフリーダム句集トータルして

この装幀で、色を選ぶ。


句集の構成は

 金子兜太による序、

 朱夏(しゅか)

 白秋

 玄冬

 春

 寒牡丹


それに<花唱風弦>と題した

俳句の曲の楽譜を載せている。

この曲は山本 掌の句にギタリストで

作曲家の書き下ろしたオリジナル曲。


当時はこの<花唱風弦>のコンサートを

上野の奏楽堂を初め各地で上演していた。


自作の句をメゾソプラノが歌い、

作曲したギタリストがギターを弾く。

(このシンガーソングライターズは

クラシックではもしかしたら初めて?)


この奏楽堂でのコンサートに

『朱夏の柩』を置くことになり、

一晩のコンサートの準備だけでも

すざまじいエネルギーを要求されるに

それに本造りが同時進行だったので、

非常にたいへんな思いをした。



◆句集『朱夏の柩(しゅかのひつぎ)』山本 掌

 発行:現代俳句協会青年部

 発売:邑書林