今日の兜太「海程」東京句会 @大宮ソニックシティ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。



兜太

               講評中の兜太



「海程」の東京例会に参加。
ここ数年は大宮のソニックシティが会場となっている。
事前に句稿を提出、
当日全句の用紙を受け取り、四句選句をする。


兜太先生、今回は時間に見える。
自ずと拍手。
今年元旦に朝日賞を受賞したことで、
読売新聞の取材が入る。
すでにインタヴューをし、
結社の句会を取材したとかで、
記者のかたも選句をする。

惹かれたのはこの句。

  
  朝日出づ枯蓮に若き白鷺


11点と2番目の高得点。
海程の重鎮からは
「親しみはある」
「ひとつのパターン」
「朝日、枯蓮、白鷺と材料が多い」
司会からも「おめでたい句ですが、どうですか?」と聞かれる。

「確かにおめでたい句です(笑)。
なによりもくっきりと映像がうかぶ。
枯れた蓮、そして白鷺。それも<若い>。
その大気感まで伝わってくる。
一幅の日本画、墨絵のよう。
その輪郭線は力強い」

あとで、兜太の句とわかる。
朝日新聞に色紙を墨書したその句、とのこと。

1時から5時まで句会は続いた。