コスモス | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。









  
 うすなさけコスモスに爪をたて              掌














◆コスモス・秋桜(あきざくら・しゅうおう)・大はるしゃぎく

キク科の一年草または多年草。
庭に栽培するが、野生化している。
二メートルにもなり、羽状に裂けた葉を対生し、
夏から秋にかけて、白、ピンクなどの花をつける。


秋の季語。




◆十一月、歳時記ですと<冬>ですが、
 もう少し秋で。

外来種でしょうか、オレンジのコスモス、
まだまだ咲いて。





◆黒古一夫(文芸評論家)の句評

一見軽いタッチに見える作品から垣間見える、
コントロールのきかなくなった感情を
「五・五・五」の破調に込めるその表現の有り様は、
決して尋常ではない。