菊・きく | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。



菊慈童

                「菊慈童」菱田春草









  菊慈童きざはしに影の滲みて               













◆菊・白菊・黄菊・大菊・小菊・江戸菊・嵯峨菊・伊勢菊・肥後菊
 
 美濃菊・丁字菊・一文字菊・料理菊・厚物咲・管物咲

 初菊・菊畑・菊見・菊日和・菊月夜・菊の香・菊作り

 菊人形・菊膾・菊枕


キク科の多年草。
秋の花の代表で多くの品種があり、
観賞用に栽培される。

食用菊もあり、花びらをゆでて三杯酢にあえ、菊膾にする。
 
菊枕は干した菊の花をいれてつくったもので
邪気を払うという。


秋の季語。



台風はだいじょうぶでしょうか?
いまは雨も止んでいますが・・・


◆九月九日は重陽。

重陽(ちょうよう)とは五節句の一つ。

旧暦では菊が咲く季節であることから

<菊の節句>とも呼ばれる。


陰陽思想では奇数は陽の数であり、

陽数の極である九が重なる日であることから

「重陽」と呼ばれる。


奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、

それを払う行事として節句が行なわれていたが、

九は一桁の数のうち最大の「陽」であり、

特に負担の大きい節句と考えられていた。


のち、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、

祝い事となったものである。


邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、

菊の花びらを浮かべた酒(菊酒)を

酌み交わして祝ったりしていた。


また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、

身体をぬぐうなどの習慣があった。


調べてみました。