使っている歳時記 その参、
「現代俳句歳時記」現代俳句協会編、2004年、
学習研究社から刊行。
文庫本サイズのハンディな歳時記。
春・夏・秋・冬(新年)・無季(ジュニア)、の五冊でできている。
冬に新年を組み込み、
<無季>で一冊にし、
そのなかにジュニアの俳句も取り上げてある。
じつに特徴的な組み方で、
「従来の歳時記が「立春」を春の初めとして
四季を分けているのに対し、この歳時記が立春を冬に配し、
三月から五月までを<春>としている」と金子兜太が
序文で書いているように、
「現行太陽暦によって培われた生活実感にあわせる」
歳時記となっている。
現代俳句協会の五十周年の記念事業のひとつ。
私の句、
昨日の「猫」「唇」「内臓」「恋」「焚書」が無季の巻に
「春雷」で春に例句として掲載されています。
この歳時記はいまでも本屋さんにありますので、
ご覧になれます。